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「Blue Ocean Moons」デビッド・クラオカ作

「Blue Ocean Moons」は、揺らめく水面、たとえば潮だまりに映る光の模様を抽象的に表現しています。クラオカは、最もシンプルな形にまで削ぎ落としたグラフィックなイメージを用いて、水面をわたる風や月明かりの繊細な動きを暗示しています。作家自身の解釈を示しながらも、鑑賞する方それぞれが作品に心を寄せ、水にまつわるご自身の記憶や体験を重ね合わせることを歓迎しています。

Blue Ocean Moons by David Kuraoka
「Blue Ocean Moons」デビッド・クラオカ作、2010年、陶芸

(ヘルモア側のプロムナード入口のすぐ右手の壁に展示)

カウアイ島リフエ出身のデビッドは、50年にわたり粘土と向き合ってきたアーティストであり、教育者です。米本土の大学に在学中も、ハワイならではの考え方、感じ方、ものの見方が持つ影響力とエネルギーを常に携えていました。教職を退いた現在は、カウアイ島のスタジオで制作に打ち込む日々を送っています。サンノゼ州立大学で受けた初期の芸術的影響により、抽象表現主義に続くミニマリズムの潮流に深く触れました。絵画、彫刻、陶芸の学位を取得し、修士課程では陶芸を専攻しました。また、楽焼のアメリカ化に関する研究により、サンフランシスコ州立大学から博士号相当の認定を受けています。この研究では、シンプルで洗練されたフォルムを制作し、楽焼や原始的な野焼きで焼成しました。陶芸彫刻の制作におけるデビッドのデザイン哲学は、自然の造形美を、彼が普遍的と信じる視覚言語と融合させるものです。作品は抽象的で、その作風はシンプルかつ端正で、シャープ。彼はこのスタイルを「California Slick」と名付けました。デビッドのフォルムや質感は、ハワイの豊かな自然環境の中で過ごしてきた人生に多くを負っています。1987年には「ハワイ・リビング・トレジャー(ハワイの人間国宝)」に選ばれました。

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